Yogi Vishvketu (Vishva)

ヨギ ヴィシュヴケトゥ ジー(ヴィシュワ ジー、またはヨギ ジー・・・ジーはインドでの敬称です)がヨガを学び始めたのは子供のころで、
ハタヨーガ、ラージャヨーガに加え、ヴェーダ聖典により伝えられる治療法―アーユルヴェーダについての知識を北インドで深めてきました。

8歳のときには、ヒマラヤの麓に位置する「カヌヴァアシュラム」にてヴェーダ聖典を学び始めました。
カヌヴァアシュラムは、長い歴史のある寺院とアーユルヴェーダの治療所を備えており、古くから多くのヨガ行者やアーユルヴェーダの
医師たちが集まる場所でもあります。伝統的な癒しの智慧や、意識を高めるための方法を学ぶには理想的な場所と言えるでしょう。

ヴィシュワジーは、インド・ハリドワールにある「グルクル カングリ大学」にて「ヨガによるスポーツと人間性」の分野において学士号を取得、
その後修士号、博士号を取得しています。
その後リシケシにあるヨガニケタンアシュラムに移り、世界中から集まるヨガ修行者に向けてヨガを教え始めると同時に、ヨギ ナートに師事、
プラーナ(生命エネルギー・気)による浄化についての知識を深めます。

2001年にカナダに渡り、ヨガに対する情熱と、親しみのあるパーソナリティを取り入れたクラスが世界中で教えられるようになりました。
そして2007年の1月、長年培ったその精神を基に、彼は妻とともにリシケシに「アナンダプラカーシュヨガアシュラム」を設立しました。

彼が伝えようとしているのは、様々なヨガの方向性をバランスよく取り入れた統合的なヨガです。
このヨガのスタイルを、「全体・不可分」という意味を持つ「アカンダヨガ」と名づけています。
アーサナ、プラーナーヤマ、浄化法、アーユルヴェーダ、マントラチャンティングに関するワークショップや、200時間・500時間の
ティーチャートレーニングコース、更に深くヨガを学びたい人のためのリトリートなどを、カナダやインド・リシケシで行っています。
彼のティーチャートレーニングプログラムは、全米ヨガアライアンスに登録されています。

2003年10月には、インストラクションの入ったDVD「Moving into Bliss with Yoga」をリリースし、アーサナ・プラーナーヤマをバランスよく
取り入れ、ゆったりと流れるようなシークエンスを、伝統的なインド音楽に乗せて紹介しています。
2003−2004年11月、2006−2007年4月には、トロントで開催された「Yoga Show and Conference」にて指導とデモンストレーションを行っています。
彼のハタヨーガに関する指導方法は、「ナート」の流れを汲む偉大なる聖人・ババ プレム ナート師と、グル ヨギ ナート師よりナチュロパシーや
アーユルヴェーダに関する知識はババ ハリ ナム師、スワミ ヨガナンダ師の影響を大きく受けています。


Chetana Panwar

アジアに2年滞在した後、ヨガを、「ライフスタイルと信仰、自己探求と社会奉仕の道としての文化、その全てを包括したもの」
として取り入れることになりました。
神秘的なことに興味を持ちながらも、理論的な家庭に育ったことから、ギャーナ・バクティヨーガをバランスよく学ぶことが自分の道と、
彼女は考えています。哲学的なことを深く考えながらも、献身的な修行を行うことで、自分の本質へと近づくことができると気づいたのです。

「ヨガとは別々のものをひとつにすることである、心と思考が別々のものであるという認識から目覚めること」
彼女が発表するエッセイの中で、この「マインドとハートの統合」がはっきりと述べられています。
彼女のエッセイは神秘主義やスピリチュアルな文化をテーマとしており、1999年9月には、「The Path of the Yogini」が
New Renaissance magazineにて発表されています。

修士号を取得した分野での知識、そしてヨガや瞑想の経験から、ワールドコンシャスヨガファミリーが主催するティーチャートレーニングコースの
カリキュラムや指導内容に力を注いできました。そのテキストとなる「Moving into Bliss with Yoga」も、彼女の編纂によるものです。
ティーチャートレーニングコースでは、哲学、ライフスタイル、ヨガを教えるにあたっての倫理観やマタニティヨガを指導しています。
また、キールタンをリードや、クラスでのチャンティングも積極的に行っています。

Etsuko Ito (Eesha)

2005年に初めてインドに渡り、半年に及ぶリシケシ滞在中にヴィシュワ ジーに出会いました。
その後日本とリシケシを往復し、ヴィシュワ ジーの元でヨガの知識を深める中で、彼のTTCに参加する日本人のサポートを始めます。
旅行業界での勤務経験を生かし、リシケシでのヨガアシュラム体験ツアーなども企画しています。

2007年から1年のほとんどをリシケシで過ごすようになり、年に2回行われる200時間TTCでは、日本語による哲学や解剖学などの講義を行っています。
その他、アカンダヨガを広めるため、日本人を対象としたリトリートやワークショップを企画。

2008年には、京都・東京にてヴィシュワジーを招いてのリトリートを企画し、彼ののクラスをはじめて日本で紹介しました。
もっとたくさんの人が気軽にインドを楽しめるように、そしてヨガの良いところを知ってもらえるように積極的に活動しながら、
インドやネパールでチベット仏教・インド哲学を学びながら、日本人ならではの視点でヨーガスートラを理解し、また伝えていきたいと思っています。
初めての渡印前から続けているブログでは、リシケシでの生活、ネパールでの体験、YTTの最新情報などを紹介しています。
http://blog.livedoor.jp/yamyamyami/